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日常

おせっかいババァ

自分は昔から誰かと誰かを引き合わせるのが得意である。

自分のことはよくわからないが、人のこととなるとビビビとくる時がある。

10年以上昔の話、芸術家の男友達と野外のイベントに行って何の気なしに女性のタイプを聞いたことがある。

彼はその時出会いを求めていたのかな。

その時のタイプの内容が

  • ロングヘアーが似合う
  • 自分よりお姉さん
  • ハリウッド映画よりミニシアターの映画を好む人
  • テレビブロスを読んでいる 
  • 眼鏡が似合う  等々

かなりマニアックな条件であった。

でもたった一人、該当する女性がいた。

しかし、職場の大先輩であり一緒に食事に行ったこともなければ

誘うにも厳格な感じでなかなか勇気が必要であった。

プライベートと仕事ではきっちり線引きしているような人であって、でも見た目や性格はきっとピッタリ当てはまるなと。

勇気を出して、「男友達と一緒に一度だけ会食してくれませんか?」と頼んでみたら意外や意外、即決でOKをもらった。

入社して10年以上経っていたが初めてプライベートで食事に行ったのである。

奇跡的に二人は意気投合して、その後付き合い今は夫婦になっている。

どこでどう縁が繋がるかわからないものである。

出会いは突然やってくる。

今でも仲良し夫婦でいてくれて嬉しい限りである。

ここ最近、おせっかいババァをしてみた。

とっても美しいのに外に出ない同僚がいて、「このまま一人で生きていきます」的なことを年賀状に書くような人で気になっていた。

それこそプライベートで二人で会うこともないが、自分が作るキムチの大ファンでいてくれるのもあり会話を交わす機会が増えてきていた。

ふと、男性のタイプを聞いてみたら「とにかくお金が大事」との一点張り。

どんなぶちゃいくな男性でもお金があれば我慢できるようなことを言うので、ここは大金を持っているという独身おじさんを当てがってみた。

今は大変便利な世の中でLINEで二人をつなげて、あとは数回やり取りをして気が合うようであれば食事にでも行ったらいいというスタンスである。

早速連絡を取り合い、お互いの顔もわからないので妄想も膨らみ食事に行く話になったという。

こっちまでドキドキしてしまう。

まだ二人のご対面まで一週間以上あるが結果が楽しみである。

気に入らなくてもその時は、「お金が全てではなかった」ということに彼女は気づくことだろうし、万が一フィーリングが合ってデートを重ねるかもしれない。それは二人が会わないとわからないことである。

一生の中で異性に恋焦がれるのは数人である。これは自分の場合であるが、過去に好きになった男性がそれぞれ有名になっていたりその分野で成功しているととても嬉しくなる。

インターネットで彼の名前を入力すると近況までわかるこの時代。世界で活躍していってもらいたい。

30年以上前に好きだった彼とはいまだに連絡が取り合えることが不思議である。大人になって再会した時に連絡先を交換したが、最初の頃は連絡をしても数日経過してからの返事であったが最近はその日に返事が来るようになった。

そんな少しの変化が嬉しい。

突然ごはんに誘うと大抵会えないが、断る文句も優しい。

今は恋愛感情はないが、ずっと応援したい人である。

自分が好きだったピークは9歳の時ですから笑。

もうお互い歳を重ね過ぎているが、同じ時間を過ごした学生時代があるのでいつ会っても共通の話題であっという間に時間が過ぎてしまう。

いつも突然の連絡で怒られるので今回はせめて一週間位前に予定を聞いてみようかと思う。

相変わらずやりたいことがいっぱいなので頭の整理をしないと。

まず寝ます。