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魔法の言葉

人間の身体は神秘に溢れている。

「病院に行ってステージ4と言われ余命も大体○○と言われました」という。

私は余命なんて信じない。

お医者様は医学的な観点から見て伝えなくてはならないのも良くわかる。ただ受け取る側としては、この世の終わりかのようにとことん落ち込んでそのまま亡くなる人も少ない。

先日TV番組で壮絶な癌と闘いながらステージに立ち続けたロック歌手の映像を見た。彼は本当に凄い生きざまだった。

意識が朦朧としながらも「楽しすぎた人生だった」と言った。痛みも相当あるのに。凄い人だなと。

余命なんてとっく過ぎてたんじゃないかと思う。みんなに生かされて最後の最後まで燃え尽きた。

私が癌になってから、前向きなブログを探してはずっと読み漁っていた。その中で出会った末期がんの人を救うためにドイツから温熱機器を輸入している社長に出会い今も連絡を取り合っている。「癌で困っている人はいないかい?いつでも相談にのるよ」と社長は言う。

緩和ケアをするしかない患者さんの元へ飛んで行って、その温熱機器の使い方を説明して、まずは「大丈夫だよ」と安心させる。

何人も救ってきたので自信があるのだと思う。

「全ては自分の生きる力なんだよな。」と言う。

叔母を元気づけてもらうため今日は電話をお願いした。

ものの数分で叔母の気持ちが切り替わり、前向きになれたようだ。

病気が発症している時はモチベーションを保つことがどれだけ大変なのか私は知っている。少しでも身体に異変があれば心配にもなるし動きたくもなくなる。でも元気になっている自分を想像できるうちは決して諦めないでほしい。

叔母はきっと大丈夫。

一人で悩まないことが大切かな。

辛い時は辛いと周りに声をあげて頼る。

人間の細胞は毎日この瞬間も生まれ変わっている。

魔法の言葉をかけてもらって叔母が元気になったらまた報告しますね。