若い頃の自分はよく人と比べていた。
容姿、性格、生まれ持った環境等々挙げだしたらキリがない。
自分が癌になった時は、「なんで自分だけ」とは全く思わなかった。その頃は30歳を過ぎていたので、この身で起こる事象はすんなり受け止められるようになっていたからだ。
むしろまだそんなに同年代では経験していることがない「癌」と向き合ってみようと思ったのである。
こればかりは他の人と比べてみたらずれている感覚かもしれない。
失敗して立ち上がって成功してってのが大好き。
少しの体調の変化に敏感になったし、予防する術を気づいたら身につけていた。きっとこれから役に立つと思っている。
色んな人に還元していくつもり。
同年代はまだまだ仕事盛りで病気と無縁な人が多いので、突然襲い掛かってきたその時に自分がいれば何かしら役に立つかなと。
自分には高校時代からの親友が離れたところにいる。
出会いや人脈が増える度に彼女にはすべて報告している。
彼女は学生時代、「秀才」の位置づけで常に学年トップの成績であった。とにかく賢い。成績が中の上のぼんやりした私とは一度も同じクラスにもなったことがないのに仲良くなった。
彼女とはふとした「笑い」の感覚が合うのだ。
昨日は「また新たな人脈ができたことと、こんな新商品を考えているんだよね~」と連絡してみた。
毎回、「どうやったらそこに繋がるの?」と聞かれる。
その反応が面白い。
主婦の目線からも的確な意見をもらえるので助かっている。
「この前会った時にもらったおからは売ってないの?」と聞いてきたので、趣味で作っている豆腐のカスのおからは欲しい人に配っていることを伝え、そんなに気に入ってくれているので送ってあげることにした。
このようにしっかりと反応してくれるのは嬉しい。
スーパーの豆腐コーナーに行けば真空パックになっておからが売っているがそれとは違うらしい。
手作りならではの粗削りなおからがいいのかな。何より北海道産大豆を使っているので安心安全である。
有名な人と私が繋がったことを彼女に伝えても一切比べたり、ひがんでも来ないので気持ちがいい。
人によっては妬みの念を飛ばしてくることがあるからだ。
それは過去に何度か経験して防御できるようになった。
ということで、世の中で悩んでいる人がいたら、周りのせいにせず人と比べず、自分最高!と思ってみるのをお勧めします。
さぁ今日も美味しい試作を作ろうっと。